2014年3月1日 9:43 am
2月15日の大雪に見舞われた前橋市では、
「前橋市大雪たすけあいセンター」が開設され、
市内の高齢者や障害者等を支援する取り組みをしています。
片品村社協では、前橋市を支援するため、
先週に続き2月27日~3月1日までの3日間
除雪機、積載用ダンプと職員1名を派遣しました。
ボランティアさんと前橋市社協の職員の方と
一組で活動させてもらいました。
雪の重みでつぶされた倉庫、
雪で押されて割れそうなガラスなど
一軒一軒丁寧に除雪しました。
中には雪のやり場が無く、ダンプに積み込んで
雪捨て場のグリーンドームに運ぶ作業などもありました。
道路を挟んで向こう側へ飛ばして
除雪する必要などもありました。
前橋市大雪たすけあいセンターは7日(金)で
閉所される予定となりました。
その間、今までの対象家庭をボランティアさんと訪問し、
「何か困っている事はないか?」
「今度、困った事があったら社協に電話してください」
と、お声がけをしています。
「ゆきどけパック」という、手袋やカイロ、ティッシュなどと一緒に
「くらしの困りごと一緒に考えます!」というマグネットシールを添えて
丁寧に聞き取り調査を行っています。
詳しくはこちら↓
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【災害ボラセンは、なぜ社協がするのか?】(所感)
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今日はフェーズの切り替えということで、今まで除雪に訪問したお宅を、
一軒一軒ボランティアさんと前橋社協職員が一緒に伺わさせて頂きました。
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とても困ったこと、不安だったこと、腰が痛い足が痛いなど、様々な様子を伺い
「今度は困った時は社協に電話して!」とお願いして来ました。
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そこで、この潜在ケース。
… 民生委員さんも回って来ない、回覧板も来ないという状況で
「ボランティアセンターなんて知らなかった」と。
さっそく今日の午後にスコップなどを載せて、軽トラで2人で伺いました。
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家の出入口は自分でかいたらしく、気温が上がった効果もあり、綺麗に土が出ていましたが、
「裏側のボイラーの所が木が折れて火事にならないか心配」なこと、
さらには雨樋を業者さんに直してもらうにも「雪をどけないと出来ない」と断られたらしい。
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さっそく雪を掘りボイラーを出したり、雪を運び出したりで、何とか軽トラ1台分積み出しました。
その方はとっても感謝してくれ、「次は困ったら社協に電話させてもらう」と嬉しそうに言っていました。
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気温の上昇にもよりますが、まだまだこういった潜在ニーズは、たくさんありそうです。
雪が溶ければ不安が解決するとは限りません。
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社協が「雪かきセンター」で終わらないために、
前橋社協が今回取り組んだフォロープログラム「ゆきどけパック」を届けながら、
再度ニーズや困ったことを聞き取り、社協との関係性を築き上げ地域を支える。
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そこに【災害ボラセンを社協がやらなければならない理由】が少し見えてきた気がしました。
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